2006-10-03 Tue
ウイルス対策をはじめるにあたって、まずは、コンピューターウイルスがどんなものであるかを簡単に お話しますね。
コンピューターウイルスとは何か?
とにかく簡単に言ってしまえば、”パソコンがかかる伝染性の病気のようなもの”、それがコンピューターウイルスです。
実際にはパソコンが病気になってくしゃみをする・・・何てことは当然なく、パソコンの不調や、故障、それ以外にもさまざまな異変が起こります。
とはいえこのコンピューターウイルス、私たちの身近で流行するウイルス、たとえばインフルエンザのように、自然発生するものでもありません。
人の手によって意図的に作られ、ばら撒かれた
悪質なプログラム、それがコンピューターウイルスなのです。
たとえば、一般的に普及しているプログラムなどは、すべて使用用途がありますよね。
ワードならワープロ、エクセルなら表計算。
では、家計簿ソフトなら?
当然、家計簿をつけるために使いますよね。
実は、ウイルスの基本はこれらのソフトと同じ、”プログラム”なのです。
でも、ワードやエクセルのように役に立つプログラムではありませんし、パソコンゲームのように楽しいものでもありません。
ウイルスの目的は貴方のパソコンを壊したり、勝手に貴方のパソコンを使って、他の誰かのパソコンを壊させたり、ウイルスをばら撒かせたり・・・と、とにかく悪質な嫌がらせや、面白いからと言うだけの興味本位から作られているのです。
このウイルス、とにかくとても小さく、
貴方が知らないうちに貴方のパソコンに入ってきます。
そしてある日
突然、持ち主であるあなたの意思に関係なく、あなたのパソコンを攻撃し、さらにあなたのパソコンから他人のパソコンを攻撃していきます。
あんまりメールもこないし、インターネットも大手企業しか見ないし、ほとんど使わないから自分だけは大丈夫と思っている方、それは間違いですよ。
最近では、Vectorほどの大手ソフトウェアーダウンロードサイトまでもウイルスに感染し、ダウンロードソフトにウイルスが含まれていたことがあります。
パソコンのプロ中のプロたちが集まる、どんな大きな企業のパソコンだって、ウイルスに感染することがあるのです。
ウイルスの攻撃は無差別ですし、何もしなくても、ウイルスが勝手にパソコンに入ってくる時代です。
ウイルスは自分だけの問題ではないという事が、わかっていただけたと思います。
ウイルス対策は、インターネットやメールをする人間すべての義務であり、最低限のマナーだということを知っていてくださいね。
ウイルスの感染経路では、どうやってウイルスに感染するかを説明しますね。
ウイルスの感染経路は、大きく分けて3つあります。
1 電子メール
2 インターネット
3 リムーバムルメディア (DVD‐R、CD-R、MO、フロッピーディスク等)
ほかにもありますが、一般の方はこの3つが主です。
一番多い感染理由は、ウイルスの潜んだメールを開いた為ですが、ホームページを開いた瞬間にウイルスに感染することもあります。
ここ数年では、「メールもまったく受け取ってないし、インターネットもぜんぜんしていないのに、何故かウイルスに感染してしまった 」・・・なんてことも。
実は、パソコンをインターネット回線につないでいるだけでも、インターネット回線を動き回っているウイルスが、貴方のパソコンを見つけて、勝手に侵入して来る事だってあるんです。
つまり、
何もしてなくてもウイルスには感染するって事です。
ウイルスって怖いですよね